青汁でアンチエイジング

青汁は健康にいいだけではなく、アンチエイジング効果もあることをご存知でしょうか。
肌の老化だけではなく、内臓機能から頭髪まで、青汁の幅広いアンチエイジング効果についてご紹介します。

青汁で肌を若返らせる

紫外線の影響を緩和

お肌にシミやしわを引き起こす原因のひとつとして、紫外線を浴びることにより生み出される活性酸素という酸素が挙げられます。青汁に含まれているビタミンEは、その活性酸素から肌を守ってくれる抗酸化作用がとても強く、アンチエイジングの強い味方なのです。
青汁の原料の中で、特に明日葉はビタミンEを多く含んでいます。ビタミンEはビタミンCと一緒に取ると抗酸化作用が高まるので、より高い効果を得るためにはビタミンCが豊富なケールと明日葉の両方が含まれている青汁をおすすめします。

糖化反応の抑制

多量の糖を摂ると、体内でたんぱく質と結びつき、たんぱく質を劣化させたAGEs(糖化最終生成物)という老化物質を生み出してしまいます。AGEsは身体のいたるところに蓄積し、肌のしわやくすみを促進したり、脳梗塞や骨粗しょう症などの病気のリスクも上げてしまいます。
しかし青汁を食前に飲むことにより、食物繊維の働きで糖質の吸収を穏やかにし、AGEsの蓄積量を抑える効果があるのです。

肌のターンオーバーの正常化をサポート

ターンオーバーとは再生という意味で、肌の古い皮膚を取り去り、新しい皮膚を表面に押し出すことを言います。
ターンオーバーの周期には個人差がありますが、ほとんどの人は28日~45日で新しい皮膚が肌の深くから表面へと出てきます。しかし栄養が偏っていたり、睡眠不足だったりすると、そのターンオーバーの周期が乱れてしまうおそれがあります。適切な睡眠時間と栄養を摂って、理想的なサイクルを作りましょう。
青汁に含まれている栄養素の中で、特にビタミンAとビタミンCは肌の環境を整え、ターンオーバーの正常化を助けてくれます。原材料の中でも、ビタミンCはケールに、ビタミンAは同じ働きをするベータカロテンという栄養が明日葉に多く含まれています。

内臓機能の老化と青汁の関係

腸について

腸は第二の脳とも呼ばれるくらい様々な働きをしている、大切な器官です。しかし年齢を重ねるごとに腸の中の善玉菌が減り、悪玉菌が増えてしまう傾向があるのです。悪玉菌が増えると、それによってガスなどの有害物質が生成され、便秘や下痢などの悪影響を及ぼすほか、ニキビやくすみなどの原因にもなってしまいます。ですので、腸の機能を維持するためには、腸内の善玉菌を活性化させることが必要なのです。

腸の老化を防ぐには

では、悪玉菌を減らし、善玉菌を増やすにはどうすればいいのでしょうか。
解決法のひとつが、青汁です。
青汁には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は胃や小腸でほとんど消化・吸収されずに腸内の善玉菌の餌となるので、善玉菌を増やすことができるのです。
そのうえ、食物繊維は便のかさを増やしたり、腸を刺激することで、便を排泄する腸の蠕動(ぜんどう)運動を促す働きもあるのです。

食物繊維は、同様に善玉菌の餌であるオリゴ糖と一緒に摂ると、より高い効果を得ることができます。オリゴ糖を多く含む食品は豆類で、野菜や果物にも含まれていますので、普段の食事に意識的にこれらの食品を取り入れましょう。製品によっては、食物繊維との相乗効果を狙ってオリゴ糖を追加で配合している青汁もあります。

血管の老化対策

老化するのは肌や腸だけではありません。体の隅々までめぐっている血管も老化してしまいます。血管の老化とは、加齢によって血管の弾力性が失われ、硬くなったり厚くなったりすることです。
血管に血中の余分な脂肪が沈着してそのまま固まると、血管の内側が狭くなります。そうすると血流が悪くなり、狭心症や心筋梗塞、脳への血管が詰まると脳梗塞になることもあります。
青汁を飲むと、青汁に含まれている食物繊維が脂肪や糖質の吸収を緩やかにしてくれるので、余計な中性脂肪が血管壁に溜まるのを防いでくれる働きをしてくれるのです。

免疫力の低下を防ぐ

免疫とは、身体にとってよくない細菌やウイルス、ガン細胞などを撃退する自己防衛システムのことです。私たちの身体には生まれた時から備わっているものですが、残念ながら免疫力は20歳をピークとして、加齢とともにどんどん低下していきます。
免疫力を高めるためには体温を上げたり、腸内環境を整えたりすること、また、栄養バランスのとれた食事をすることが大切です。
青汁は普段の食生活に不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維をたっぷり含んでいるので、普段野菜が不足しがちな方の食事に足すと、栄養バランスが整い、結果的に免疫力アップに繋がります。

若々しい髪を保つ

髪の老化、と聞くとまず白髪や薄毛をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
しかしそれ以外にも、頭皮のゆがみから引き起こされる髪のうねりやパサつきなど、細かいところにも影響が出ているのです。
若々しくコシのある髪を保つためには、皮膚の細胞分裂を促す亜鉛や、頭皮の血行を良くする鉄を摂ることが大切です。青汁の原材料のひとつであるケールは、鉄の含有量が多く、また亜鉛と一緒に摂ると吸収を促進させてくれるビタミンCの含有量が多いため、おすすめです。亜鉛は貝類をはじめとした肉や魚などに含まれていますので、メインディッシュのお供としてケールの青汁も一緒にいかがでしょうか。

脳の老化を遅らせる

脳の老化にも青汁の効果は期待されています。アメリカのラッシュ大学医療センターが58歳から99歳の方々960人を研究対象として調査した結果、一日一回緑黄色野菜を摂取することは、加齢に伴う認知能力の低下を遅らせてくれる可能性があると結論付けました。
青汁の原材料であるケール、大麦若葉、明日葉はすべて緑黄色野菜です。青汁を使った認知能力の実験はまだされていませんが、それを差し引いても、高栄養でいつでも飲める青汁を常備しておくと安心ですね。

青汁を飲んで老化を食い止める

以上のように、青汁にはアンチエイジングに有効な栄養素がたくさん含まれています。
栄養豊富な青汁を飲み続け、若々しくて健康的な身体を目指してみませんか。