クマザサは笹の一種で、日本各地に自生しています。60年から120年もの間生き続けます。防腐効果があり、古来よりおにぎりやお寿司などの包材としてはもちろん、傷や風邪の万能薬としても利用されてきました。
では、そのクマザサの青汁にはどのような特徴や効果があるのでしょうか。具体的にご紹介します。
リグニン
クマザサはリグニンという成分を含んでいます。
リグニンは植物の骨格をつくっている成分で、胃で消化されずに便のかさを増やして排せつを促します。
また血中の余分なコレステロールの増加を抑制する作用や、免疫力を高めて自然治癒力を増幅させる働きがあります。
クロロフィル
クロロフィルとは植物に含まれる葉緑素のことで、末梢血管を拡張して、血流をよくする作用があります。クマザサの葉はこのクロロフィルを非常に多く含んでいるのです。
また、クロロフィルは血流をよくする以外にも幅広い効果があります。
クロロフィルの作用
- 血管内の余分なコレステロールの排出作用
- ダイオキシンや残留農薬などの有害物質の排出作用
- 殺菌・抗菌作用
- 抗アレルギー作用
- 新陳代謝の促進
- 消臭作用
- 高血圧改善
- 歯槽膿漏改善
- 血液をサラサラにする作用
- 胃腸の強化
クマザサ多糖体
多糖体は、植物や動物の細胞の一番外側にある膜を形成している物質です。
クマザサのもつクマザサ多糖体は人間の細胞膜ととても相性がよく、傷ついた細胞膜と結合して修復する力を持っています。多糖体は人間の身体に働きかけをするものとしないものがあり、クマザサの多糖体は働きかけをする貴重なひとつなのです。
ナイアシン
ナイアシンはビタミンB群の仲間で、皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きをします。
目のかゆみや鼻水・鼻づまりの改善に効果があり、免疫バランスの統制がとれるのでアレルギー症状なども緩和されます。
アミノ酸
クマザサに含まれるアミノ酸はたんぱく質の原料です。たんぱく質は栄養や血液になったり、酵素やホルモン、抗体となったりと、生命活動のほとんどを担っているのです。人間の身体は水分とアミノ酸で作られているといっても過言ではないでしょう。
そしてクマザサは、牛乳やお米の2倍ものアミノ酸を含んでいるのです。
栄養豊富なクマザサの青汁を飲んで、より快適に毎日を過ごしましょう。