ビタミンC
ビタミンCは美肌に必須なコラーゲンの生成に大きくかかわっています。
コラーゲンの働き
コラーゲンは、私たちの肌の奥深く真皮層に存在し、肌のハリや弾力を維持し、潤いを保つ役割を担っています。そのため、コラーゲンが不足するとシワが増えて肌の弾力も低下します。
また、コラーゲンは肌だけでなく血管や骨にも存在し、柔軟性を保つ働きがあります。
ケールの青汁でビタミンCを摂取
ビタミンCが不足すると、体内でコラーゲンが生成できなくなり、肌が大きなダメージを受けるほか、その状態が続くと、血管がもろくなり、免疫力も落ちてしまいます。
また、ビタミンCは水溶性のため、一度に大量に摂取しても長時間身体にとどめておくことはできません。汗や尿としてどんどん体外に出て行ってしまうので、まとめてではなく、定期的に摂取することが大切なのです。
そこで、青汁なら手軽にビタミンCを摂取できます。
青汁の原料の中で、特にケールはビタミンCを多く含んでいるため、選ぶときにはケールの入っているものがより効果を実感できるでしょう。
青汁に含まれるビタミン群や酵素は熱に弱く、お湯で飲むとほとんどが壊れてしまいます。
冷水か常温で飲むことをおすすめします。
ビタミンE
紫外線を浴びると、お肌にシミやしわを引き起こす原因の活性酸素という酸素が生まれます。青汁に含まれているビタミンEは、その活性酸素から肌を守ってくれる抗酸化作用がとても強いのです。また血管を健康に保ったり、細胞の酸化を防いでくれるほか、ホルモンバランスを整え、自律神経を安定させたり、血行促進の効果もあります。
ビタミンEが不足すると紫外線の影響を受けやすくなり、シミやしわができやすくなります。また、生理障害や、血行不良から引き起こされる肩こりや冷えなどの症状が出やすくなります。
青汁の原料の中で、特に明日葉はビタミンEを多く含んでいます。ビタミンEはビタミンCと一緒に取ると相乗効果でより抗酸化作用が高まるため、ケールと明日葉が両方含まれている青汁だと、より高い効果を得ることができますよ。
ベータカロテン
ベータカロテンとは、体内でビタミンAに変換され同じ働きをする栄養素で、それらは一般にプロビタミンAと呼ばれます。皮膚や粘膜を強くし、免疫力を強めてくれます。
カロテンの欠乏による諸症状は確認されていませんが、ビタミンAが不足し、免疫力が弱まっているときにはベータカロテンがビタミンAとして働いてくれます。
ビタミンAは、肌の健康を保ってくれるほか、目の角膜やのど、鼻などの粘膜を守ってくれる役割があります。ビタミンAが不足すると、肌が乾燥したり、視力や免疫力が低下してしまうので、ビタミンAのストックとして、ベータカロテンも常に十分な量を摂っておくことが大切です。青汁の原料の中では、明日葉が特に含有量が多いです。
食物繊維
便秘と美肌の関係
腸内環境と肌は密接に関係しており、便秘によって腸内に悪玉菌や有害物質が充満していると、悪玉菌が生産するガスが血液を通して体中を巡って肌から排出されます。皮膚細胞はそのガスを 体の外へ排出しようと押し出します。その結果、ニキビや皮膚に負担がかかり、肌荒れにつながってしまいます。なので、便秘解消は実は美肌への近道なのです。
食物繊維で便秘を解消
便秘解消に有効なのが食物繊維ですが、水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」が存在します。水溶性食物繊維は海藻やキノコ類などに多く含まれ、便を柔らかくしてくれます。不溶性食物繊維は豆類やゴボウなどの根菜類に多く含まれており、便のかさを増やし、排せつしやすくしてくれます 。便秘解消のためにはどちらもバランスよく摂るべきです。
水溶性食物繊維は明日葉に、不溶性食物繊維は大麦若葉により多く含まれているため、どちらも入っている青汁がより好ましいです。
鉄
女性が慢性的に不足していると言われる鉄分は、血液の成分であるヘモグロビンの材料であるため、不足すると冷えや血行不良が引き起こされます。
血液は酸素と栄養を体中に届ける役割がありますので、血行不良の状態は肌の栄養不足を招きます。また、貧血気味の状態では顔色も悪く見えますので、貧血は美容の大敵と言えるでしょう。特に妊娠中や生理中は貧血になりやすいので、鉄を意識して摂ることをおすすめします。ビタミンB群と一緒に摂ると吸収されやすいため、青汁で飲むことは理にかなっていると言えます。
美肌のために青汁を始めよう
肌をきれいにするには、ひとつの栄養素だけ摂るのではなく、定期的に様々な栄養素をバランスよく摂ることが重要です。その点において、青汁は多種多様な栄養素がバランスよく含まれているだけではなく、いつでもどこでも飲みやすいという利点があります。美肌のために、ぜひ青汁習慣を始めてみてはいかがでしょうか？