ユーグレナとは、ミドリムシという生物の一種です。
ミドリムシとは植物と動物両方の性質を持った珍しい生き物で、植物と動物の栄養素を両方持っていることが大きな特徴です。ビタミンやアミノ酸、不飽和脂肪酸など、人間が必要とする栄養素のほとんどを含んでいます。
では、そのユーグレナの青汁にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。具体的にご紹介します。
クロロフィル
クロロフィルとは、植物に含まれている葉緑素のことです。
ユーグレナなどのミドリムシは動物でありながら、これらの植物特有の栄養素を含んでいるのです。
クロロフィルは、体内の悪玉コレステロールを排出して血液中の脂肪量を適正に近づけたり、ダイオキシンなどの小さな有害物質をからめとって排出してくれます。
そのほかにも、貧血改善や整腸作用など、さまざまな嬉しい効果があります。
パラミロン
パラミロンはミドリムシ特有の成分です。
パラミロンの粒子にはミクロホールという小さな穴が無数にあります。その穴に体内の余分なコレステロール、重金属、ダイオキシンなどの有害物質や腸内の老廃物を吸着して排出する働きがあるのです。身体の中から有害物質が排出されデトックスされると、免疫力や代謝の向上にもつながります。
ナイアシン
ナイアシンはビタミンB群の一種で熱や酸素に強く、壊れにくいビタミンです。ナイアシンは体内の様々な酵素の働きを助けたり、皮膚や粘膜の健康維持、血行促進などの働きがあります。アルコール分解を助けたり、糖質やたんぱく質の代謝を促進させるので、外食時や飲み会にユーグレナの青汁を持っていくのもおすすめです。
ナイアシンが不足すると、ペラグラという欠乏症になる可能性があります。ペラグラは皮膚炎や口内炎、下痢や精神神経障害など、様々な障害を引き起こすため、不足しないようにしましょう。
グルタミン酸
ミドリムシは、アミノ酸の一種であるグルタミン酸を含んでいます。
グルタミン酸はGABAというリラックス成分を生成したり、脳の機能を妨げるアンモニアを無毒化する働きがあります。また、脳の神経伝達物質としてのはたらきもあるため、記憶能力や学習能力の向上効果も期待されています。
不飽和脂肪酸
ミドリムシは不飽和脂肪酸を11種類も含んでいます。
不飽和脂肪酸とは、身体を動かすために必要なエネルギーになったり、ホルモンや血液、細胞膜など、身体の様々な部分を作る材料になっています。血中コレステロールの増加を抑える効果もあるので、高脂血症や高コレステロール血症などの動脈硬化予防になります。
ユーグレナの青汁には身体に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
毎日の習慣に、ユーグレナの青汁を加えてみてはいかがでしょうか。