青汁はダイエットの強い味方であり、より健康的な痩せ方が可能になります。
便秘解消
青汁には食物繊維が豊富に入っているので、ダイエット中に起こりやすいトラブルである 便秘の解消に有効です。
便秘は体内に老廃物(便)が溜まっている状態ですので、そのままでは健康的に体重を減らすことが難しく、放っておけば肌トラブルも引き起こします。
食物繊維の働き
食物繊維とは、名前の通り食物に含まれている繊維質の栄養素です。
胃の消化酵素で消化・吸収されずに腸までたどり着き、腸を刺激することで、便を排泄する蠕動(ぜんどう)運動を促す働きがあります。また、水分を含んでいるので便をかさ増ししたり柔らかくしたりする働きもあり、便秘の解消に必要不可欠な存在です。
また、糖質の吸収を緩やかにさせたり、コレステロールを体外に排出させる役割もあるため、炭水化物やたんぱく質と並ぶ、六大栄養素のひとつに数えられています。
食物繊維は2種類のバランスが大切
食物繊維は水溶性と不溶性の二種類あり、どちらもバランスよく摂ることが推奨されています。
水溶性食物繊維は海藻や果物に、不溶性食物繊維はゴボウなどの根菜や穀物などに多く含まれていますが、毎日意識して摂るのは大変です。
しかし青汁には両方の食物繊維がバランスよく含まれているため、常飲することで腸内環境を改善することができます。
便秘解消におすすめの青汁の飲み方
青汁は粉末を水に溶かして飲むタイプが多いので、胃腸に負担をかけずに腸の蠕動(ぜんどう)運動を促し、代謝を上げることができます。
朝食前の空腹の状態の時に水で割って飲むと、消化に時間を取られることなく腸に刺激を与えられるので、おすすめです。
また、お湯で飲めば内臓を温め代謝を上げる効果もあるので、一日の消費カロリーを底上げすることができます。
ただし、数分間高温の状態にすることで壊れてしまう栄養素もあるので、お湯に溶かすのは飲む直前がお薦めです。
イライラが抑えられる
青汁の原材料となるケールには、普段不足しがちなカルシウムが豊富に含まれているため、ダイエット中の強敵であるイライラが抑えられ、情緒が安定します。
ただし、空腹でイライラしている場合は血糖値が急降下している可能性が高いため、少量の糖分を摂取し血糖値を安定させましょう。
おすすめは青汁にオリゴ糖を入れて飲む方法です。腸内細菌はオリゴ糖と食物繊維を餌とするため、おいしい上に腸内環境の改善にもなります。
食欲が安定する
欠乏しがちな栄養素を青汁で補完することによって、栄養の偏りによる過食欲を抑えることができます。また、脳の食欲中枢の満腹中枢を機能させるための神経伝達物質の働きを助けるビタミンB群や、適度な食欲と満腹感を得るために必要な亜鉛も同時に摂取できます。
このように青汁を上手に活用して、ダイエット生活をより健康的にしてみてはいかがでしょうか。
飲むタイミングによるメリット
基本的にはいつ飲んでもいいのですが、朝昼夜はそれぞれ異なるメリットがあります。
朝昼夜の三食
【朝】胃に何も入っていない状態で水分と食物繊維を摂ることにより、お通じがスムーズになる。
昼食や夕食と違って外食になりにくいため、習慣化しやすい
朝食欲がなくても栄養補給ができ、一日の活力になる
【昼】おやつや糖質が高いものと一緒に飲むと、食物繊維の働きで糖質の吸収が緩やかになる。
【夜】昼食同様、糖質の吸収が緩やかになる。
飲み会などでお酒を飲むときも、アルコールの吸収を穏やかにし、排出を促す作用もある。
外食時
栄養が偏りがちな外食時にも青汁は大活躍をします。
バーガーやポテトなどのファストフードや、ポテトチップスなどのジャンクフードは栄養が偏り、高カロリー低栄養状態になりやすいです。
そこで青汁を飲むと、外食時に不足しがちなビタミンやミネラルを補うことができ、青汁に豊富な食物繊維が糖や脂肪の吸収を緩やかにしてくれます。
粉末状でかさばらないので、持ち運びもしやすいのも魅力ですね。
空腹時
お腹が空いているときは腹持ちのいいごはんや麺類などの炭水化物が食べたくなりますが、まず青汁を一杯飲んでから食べるようにするとダイエットに効果的です。
空腹時は血糖値が下がっている状態ですので、そこでいきなり糖分(炭水化物)を摂ると血糖値が急上昇し、身体に負担をかけてしまいます。
しかし食事の前にコップ一杯の青汁を飲んでおくと血糖値の上がり方が緩やかになるうえ、胃に水分を入れることでその後の食べ過ぎを防ぐことができます。
ただし、青汁はあくまで補助食品であり、水分補給としての手段にはならないのでご注意ください。
より効果を出すには
短期集中でダイエットを行う場合は、青汁を夕飯に置き換えるのがおすすめです。
大幅なカロリーカットになるのはもちろん、胃腸を休ませることで胃もたれすることなく、翌朝すっきりと目覚められます。
低カロリーで高栄養な青汁は置き換え食にぴったり。カフェインが入っていないので寝る前に飲んでも安心です。
お腹が空いて寝られない、という時は温めた牛乳や豆乳で割ると腹持ちがよくなります。